2014年10月7日火曜日

Windows Phoneで記事をPocketに保存する方法あれこれ

Windows Phone (以下WP) の Pocket 用アプリ Owl Reader の中に、記事を保存するための方法がいくつか載っていたので掻い摘んで紹介します。

元の記述はアプリ内の "saving tips" を参照してください。

  • アプリ経由で保存する
  • ブラウザ経由で保存する
  • メール経由で保存する

アプリ経由で保存する

Owl Reader の共有用プラグインをインストールします。

インストールすることで、アプリの共有メニューから Pocket に直接記事を保存することができるようになります。

ブラウザ経由で保存する

公式サイトで提供されているブックマークレットを利用します。

手順は以下のとおり。事前に http://getpocket.com/a にログインしておいて下さい。そうしないとブックマークボタンが表示されません。

  1. http://getpocket.com/add にアクセスする
  2. ブックマークレットの項目を探す
  3. ブックマークボタンを長押しして「リンクをコピー」する
  1. ブラウザのメニューを開いて「お気に入りに追加」を選択する
  2. 名前を「!Pocketに保存」にして、Webアドレスに先ほどコピーしたリンクを貼り付ける
    (行頭の記号「!」はブックマーク一覧の先頭に配置させるための小技)
  3. ✔ボタンを押してブックマークを保存する
  4. 適当なページを開いてメニューのお気に入りから「!Pocketに保存」を選択すると記事が保存される

WP7 を所持している場合は上記のブックマークレットが動作しません。代わりに Owl Reader が提供するカスタムブックマークレットを利用します。 ブックマークレットの生成はアプリ内の "saving tips" を、ブックマークの追加は上記のステップ 4-7 を参照してください。

メール経由で保存する

add@getpocket.com 宛に記事のリンクを書いてメールを送ると、その記事を Pocket に保存することができます。 送信用メールアドレスは Pocket アカウントの設定画面で追加できます。

詳細は公式サイトのヘルプを参照してください。

2014年5月15日木曜日

犯罪者書館アレクサンドリアを読んだ



先週末に本屋で見つけて購入、土日で一気に読み終えました。
ほんわさんという絵師さんのイラストに惹かれての、いわゆるジャケ買いです。

本のジャンルはタイトルどおりのミステリーもの。加えて作者が書店員さんらしく、シャーロック・ホームズやフィリップ・マーロウといった名探偵の名前と彼らが登場する小説のタイトルがちらほらと出てきます。ホームズ作品くらいなら読んだことがあったかな。踊る人形とか、内容うろ覚えですけど。

話のテンポは小気味良く、登場人物も多すぎず。舞台は表紙で描かれているアレクサンドリアという書店での会話がほとんどで、読み手としては覚えることが少なくて助かりました。
登場人物もそれぞれ良い意味でクセが強くて親しみやすかったです。

個人的には、犯行の動機(なぜ殺したのか、なぜそれを行ったのか)が主人公である神田六彦の視点を通して推測で語られるため、投げっぱなし…というか消化不良な感じでした。ただまあ、あのシーンで犯人がべらべら語るのも逆に不自然ですし、犯人自身も「(ネタバレ反転)人を殺すのに、本当に動機って必要かな?」と言っているので、この辺は読者の想像にお任せしますなスタイルなんだと思います。

とまあ推理パートには素人視点でツッコミ入れながら読んでましたけど、面白かったです。

それはさておき、結局のところアーミンはどっちなんですかね?

2014年1月13日月曜日

WandboxをEmacsから操作するライブラリを作った

遅めの年始のご挨拶。あけましておめでとうございます。

オンラインコンパイラ Wandbox を Emacs から操作するライブラリを作ってみました。最初のコードを書いたのは11月なのですが、修正するうちにだいぶ使い勝手が良くなってきたので、gist から GitHub に移動しました。
インストールすることで、各種コンパイラをインストールせずに、Emacs 上でコード片を実行することができるようになります。当然ですがネット環境が必要です。

インタラクティブな操作 (M-x) もできますが、*scratch* バッファなどで wandbox-compile 関数を使った方が細かいコンパイル指定ができるのでオススメです。使い方は付属の README を参照してください。

おまけ機能として、引数を Common Lisp (CLISP) の S 式として実行するためのマクロ wandbox-eval-with なんてものも用意しています。wandbox-eval-region と似たような機能ですが、最後の S 式の結果も出力されるようになっています。:stdin などの追加オプションも指定可能です。ただし Elisp にない構文など(文字リテラル #\a とか)は引数に使えません(出力はOK)。

;;; *scratch*
(wandbox-eval-with (:stdin "HELLO\nWorld")
  (do ((c #1=(read-char nil nil :eof) #1#))
      ((eq c :eof))
    (format t "~s " c))
  )

;;; *Wandbox Output*
<<< program_message >>>
#\H #\E #\L #\L #\O #\Newline #\W #\o #\r #\l #\d
NIL

<<< status >>>
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