2014年5月15日木曜日

犯罪者書館アレクサンドリアを読んだ



先週末に本屋で見つけて購入、土日で一気に読み終えました。
ほんわさんという絵師さんのイラストに惹かれての、いわゆるジャケ買いです。

本のジャンルはタイトルどおりのミステリーもの。加えて作者が書店員さんらしく、シャーロック・ホームズやフィリップ・マーロウといった名探偵の名前と彼らが登場する小説のタイトルがちらほらと出てきます。ホームズ作品くらいなら読んだことがあったかな。踊る人形とか、内容うろ覚えですけど。

話のテンポは小気味良く、登場人物も多すぎず。舞台は表紙で描かれているアレクサンドリアという書店での会話がほとんどで、読み手としては覚えることが少なくて助かりました。
登場人物もそれぞれ良い意味でクセが強くて親しみやすかったです。

個人的には、犯行の動機(なぜ殺したのか、なぜそれを行ったのか)が主人公である神田六彦の視点を通して推測で語られるため、投げっぱなし…というか消化不良な感じでした。ただまあ、あのシーンで犯人がべらべら語るのも逆に不自然ですし、犯人自身も「(ネタバレ反転)人を殺すのに、本当に動機って必要かな?」と言っているので、この辺は読者の想像にお任せしますなスタイルなんだと思います。

とまあ推理パートには素人視点でツッコミ入れながら読んでましたけど、面白かったです。

それはさておき、結局のところアーミンはどっちなんですかね?